SF 書評

【ブックレビュー】機龍警察 自爆条項(著:月村 了衛)

更新日:

【作品情報】
 作品名:機龍警察 自爆条項
 著者:月村 了衛
 ページ数:462ページ
 ジャンル:SF
 出版社:早川書房

 おススメ度 : ★★★★★★★★☆☆
 ライザと緑の百合関係度 : ★★★★★★★★★☆
 こういう人におススメ! : エンタメ警察アクション好き

 

■作品について

警視庁特捜部は、北アイルランドのテロ組織によるイギリス高官暗殺計画を察知。
ところが特捜部には捜査中止命令が下る。
その裏には特捜部に所属するライザの壮絶な過去が関係していた。

機龍警察シリーズ第二弾。

■良かった点

第二弾の今作では、「龍機兵」に搭乗する傭兵のうちの一人、ライザ・ラードナーの過去に焦点をあてている。
アイルランドの紛争を舞台に、ライザの過去が紐解かれてゆく。
過去と現在、子供の頃のライザと、彼女を襲った出来事。
「死神」と呼ばれるテロリストがいかにして生まれたのか。
そしてタイトルの「自爆条項」が意味することとは?

前作が世界観と登場人物紹介であり、内容的にはまだまだ盛り上がり不足という部分もあった。
しかし本作によって一気に世界規模に展開してスケールがUPする。
量も多くボリュームあるが、文体も読みやすく、物語の内容的にも読み進む手が止まることはない。

また、ライザと緑の因縁が明らかにされる。
単に因縁が描かれるだけでなく、とある「本」をめぐる二人の意外な関係が描かれて、そういうサブストーリーも良い。

いやー、しかしこれで完全に緑×ライザが出来上がる!
お互いを意識しすぎている二人、一時的とは一緒に暮らしちゃうとか、もう完全に狙っているとしか思えない月村さん。
思い返せば、「ウテナ」、「ノワール」を書いている人だもんなぁ。

近未来警察ものとして、サスペンス、ミステリ、バトルと面白いのに加えて、その手の筋の人にはたまらない「みどライザ」が素晴らしいです。
明らかな百合百合描写なんてないのに、素敵すぎる百合です。
私の知人の百合スキーからもお墨付きをいただいている、二度おいしい作品。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

これでもまだまだ、闇の力とかそういったものは全く分からない、物語の序盤。
先を早く読ませてくれと困らせられる。
まあ、既刊がまだありますから、早く手に取りましょう!

 

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