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ファンタジー 書評

【ブックレビュー】鹿の王 水底の橋(著:上橋菜穂子)

更新日:

【作品情報】
 作品名:鹿の王 水底の橋
 著者:上橋菜穂子
 ページ数:424ページ
 ジャンル:ファンタジー
 出版社:KADOKAWA

 おススメ度 : ★★★★★★★☆☆☆
 医術ファンタジー度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 こういう人におススメ! : 前作を読んでいる人

■作品について

黒狼熱大流行の危機が去り、東乎瑠帝国では、次期皇帝争いが勃発。
様々な思惑が密かに蠢きはじめているとは知らずオタワルの天才医術師ホッサルは、祭司医・真那の招きに応じて、恋人ミラルとともに清心教医術の発祥の地・安房那領へと向かう。
ホッサルはそこで、清心教医術に秘められた驚くべき歴史を知るが、思いがけぬ成り行きで、次期皇帝争いに巻き込まれていき!?
ふたつの医術の対立を軸に、人の命と医療の在り方を描いた一作

■良かった点

前作「鹿の王」を読んだのが本当にいつの話だろう・・・
というくらいの状態で手に取った本作。
いやー、登場人物とか内容とか覚えていない(汗)

なので、本作は本作として読むことに。
ここで描かれるのは、言ってしまえば東洋医学と西洋医学のようなもの、なのかもしれない。
医術にも色々な見方であったり、技術の発展の仕方がある。
そして、医術に絡んでくる宗教的な考え。
他人の血を入れると穢れて天国に行けないとか、いわゆるそういうこと。
他の医術では助けることのできる知識と技術があるのに、宗教的な考えでそれを受け入れるわけにはいかない。
助けられる命があるのに助けられない。
でも、助けるとその人は精神的に不幸になる。
果たして何が正しいのか。

そういった流れの中で、更に次期皇帝争いという政治的な問題も絡んでくる。
ファンタジーではあるが、その中にある医術の考え、宗教的な考え、政治的な考え。
そういったものをうまいこと落とし込んでいる。
さすが、上橋先生というところ。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

いや、単に自分がもともとの作品の内容を忘れていたので・・・
何も言えない(苦笑)


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