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【ブックレビュー】毎日家に来るギャルが距離感ゼロでも優しくない(著:らいと)

更新日:

【作品情報】
 作品名:毎日家に来るギャルが距離感ゼロでも優しくない
 著者:らいと
 ページ数:310ページ
 ジャンル:エンタメ
 出版社:マイクロマガジン社

 おススメ度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 ギャルが優しくない度 : ★★★★★★☆☆☆☆
 こういう人におススメ! : ギャルとの関係性に憧れる人

■作品について

クラスのカースト最上位ギャルの不破満天は、最近ちょっと太り気味。

そんな彼女が対立するギャルにこき下ろされる緊迫の場面に居合わせ、
「お前のあだ名、金肉饅だから」の一言に思わず吹き出してしまった宇津木太一。
満天の逆鱗に触れた太一は、強制的に彼女のダイエットに付き合わされることになってしまい……。

凶暴、理不尽、自己中心――そして距離感ゼロのギャルが毎日家に押しかけてくると一体どうなる?

「こんなギャル(陰キャ)だけは絶対にない」

いや、青春とラブコメに「絶対」なんてない!!

■良かった点

カースト下位の男子とカースト上位のギャル、という近年の黄金の組み合わせ(?)を描いた一作。

宇津木太一はちょっとオタクで太り気味で自分に自信がもてないクラスカースト下位の男子。
ある日、カースト上位のギャル・不破満天が太ったことを他のギャルにこき下ろされた時に思わず笑ってしまい満天に目をつけられることに。
そこからなぜか満天のダイエットに付き合わされ、毎日のように一緒に過ごすことになっていく。

掴みは強引すぎず、弱すぎず、というところか。
ダイエットにつきあうという理由があり、なおかつ太一自身もぽっちゃり太目ということでダイエットを通して仲良くなっていけるとい流れは自然か。
満天自身、他人をあまり偏見の目で見ない元々の性格もあり、太一に対しても正面からガンガンぶつかっていく。
太一にとってはかなりきつい感じであたってくるが、読んでいる側として不快感を覚えない満天の言動は悪くないと思えても来る。
まあ、強引で太一のことなんか考えていないというのは間違いないんですけどね。

なんだかんだ、太一もその状況になれるというか、それを多少なりとも心地よいと思えるというか。
満天のおかげで変わっていくところも太一自身、気がついているわけで。

どういう締めにもっていくのかと思っていると、自分自身を卑下して自分を認めない太一を満天が慰める、という安易な流れにしなかったのは良いかな。
太一の気持ちもわかるというか、自分に自信がないから、誰かに褒めてもらいたいというか、大丈夫だよと言ってもらいたいんですよね。
でも、それは単なる甘え。
満天はとっくに太一のことを認めているというか、普通に友人として接しているのに、太一だけがそう思っていない。
そこをどうにかしないと、どうしようもない。

満天も今のところ太一を恋愛的な目では見ておらず、安易に両想い的な方向にいっていないのは良いところ。

■ここが改善できるともっとよかったかも?

今のところラブコメではない。
これからラブコメに発展していくのかどうかは2巻次第、というところでしょうか。


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